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PTAとわたし

わたしのPTA歴
大垣市立宇留生小学校PTA
 ・H8年度 成人教育委員長
 ・H9年度 厚生委員長
 ・H10年度 校外指導委員長
 ・H11,12年度 副会長
 ・H13,14年度 会長
大垣市PTA連合会
 ・H13年度 会計(兼、厚生委員会顧問)
 ・H14年度 副会長(兼、成人教育委員会顧問)

PTAでの文筆
        家庭教育学級の目指すもの

      大垣市PTA連合会成人教育委員会顧問  大内 博史

 頌栄短大助教授の桜井智恵子先生が、岐阜新聞紙上で興味あるご意見を述べられました。すなわち、「家庭の教育力が低下したという言い方は正しくない。」「以前は近隣や町、兄弟姉妹など多くの人々に支えられて子育てが成立していた。」「子育てを家庭だけで担うようになったのはごく最近だ。」ということです。
 私も、少年犯罪の増加のニュースを聞けば、「親の責任だ」と思ってしまうし、子どもが勉強しないのは親のせいだ、と決めつけていました。しかし、そういう考え方は、親を追いつめてしまいます。低下したのは家庭の教育力というよりはむしろ地域・社会の教育力だったのに。
 大垣市では、多くのPTA成人教育委員会が家庭教育学級運営の委託を受けています。この目的は、親を教育し、個々の家庭の教育力を高めることだと信じていましたが、ちょっと違った見方ができるかもしれません。親どうしのネットワークの強化を通じて、地域の教育力を復活させることも大事な役割ではないでしょうか。
 そのように考えると、今後の家庭教育学級の方向性として、地域との積極的な交わりが重要になってくると考えられます。地域の方を講師に招く、地域の方々に参加してもらう、地域でのボランティア活動を展開する、などなど想像力を働かせましょう。
 私が以前住んでいた市では、家庭教育学級はPTAではなく公民館が活動の中心で、学級生たちが自主運営していました。家庭教育学級をPTAの枠内に納める必要はないのです。今後の家庭教育学級のあるべき姿は、「地域教育学級」かもしれません。
       (大垣市PTA連合会 平成14年度「ひろば」) 
       教育改革の嵐の中での1年

         大垣市立宇留生小学校PTA会長 大内博史

 今年度、完全学校週5日制、教科内容の3割削減、総合的な学習の時間の創設といった教育改革が本格化しました。
 当PTAは、これに応じ、「変えよう、変わろう」をスローガンに、3回の土曜日行事「うるおいサタデー」を成功させ、ホームページに代表されるPTA活動のIT化を飛躍的に進歩させました。一方、歴史あるベルマーク収集や町内花壇の見直しに取り組みました。また、特別会計から総合的な学習への費用援助を申し出、会長として習熟度別授業や発展的学習の推進を学校に要望してきました。
 今回の教育改革では、各学校の自主性が大きく認められるようになりました。ということは、学校間の格差が、今後大きく顕れる可能性があるということです。これからの学校の教育力は、学校を支えるPTAの力、地域の力の差に大きく左右されるのではないでしょうか。
 宇留生の子どもたちがよりよい教育を受けられるよう、保護者の皆様のPTA活動に対するいっそうのご理解、ご協力を心からお願いします。
   (宇留生小学校PTA会報 第138号 2003年3月18日発行)
         変えよう、変わろう

        大垣市立宇留生小学校PTA会長 大内博史

 「変えよう、変わろう」−これが本年度の宇留生小学校PTAのスローガンです。いよいよ完全学校週5日制、教科内容の大幅な削減、総合的な学習の時間の設置などの「教育改革」が始まりました。これとともにPTA活動も変えていこう、私たち保護者自身も変わっていこう、と呼びかけたいと思います。
 今年度、宇留生小PTAは、土曜日の子どもたちを対象とする新行事「うるおいサタデー」を3回開催する予定です。このなかで、子どもたちに感動体験を与えていこうと思います。
 一方、来年度からの地区選出委員数の削減、花いっぱい運動の縮小などについて検討していきますので、ご意見をお寄せください。
 さて、文部科学省が1月に発表した「学力向上のためのアピール」では、少人数授業、習熟度別指導、教科書を超えた発展的な学習、補習、宿題などが奨励されました。子どもたちの学力の低下を防ぐために、PTAとしては、これらの方策の実現に向けて積極的に学校に協力したいと思います。保護者の皆様も、十分にご理解いただくようお願いいたします。
 総合的な学習の時間については、真に学ぶ楽しさを実感し、学習意欲を高めるものとなるよう、内容をよく知っていただき、学校側に要望すべき点など、ご意見を出していただきたいと思います。
   (宇留生小学校PTA会報 第136号 2002年5月29日発行)
           環境問題とPTA

       大垣市PTA連合会厚生委員会顧問  大内 博史

 この1年間、各PTAでは、厚生委員会を中心として、子どもたちの健康と環境を守るための活動が活発に展開されました。厚生委員の皆さん、お疲れさまでした。
 最近、子どもたちと一緒に地球環境問題を考え、生態系を学び、環境保護活動に踏み出すPTAが増えてきました。PTA自体は環境保護団体というわけではありません。しかし、食べ物も水も土も空気も、子どもたちが健やかに成長できる条件が壊されてきているのではないかという切実な不安から、やむにやまれず活動されていることと思います。
 ただし、ムードに流されず、活動の意味は十分に吟味するべきだと思います。たとえば、「リサイクル」でさえあればなんでも環境に優しいわけではありません。リサイクルするためにどれだけの資源をあらたに使い、環境を汚染するのでしょうか。既存の回収システムを破壊していないでしょうか。林業のような資源再生産業にダメージを与えていないでしょうか。そういった調査、考察も必要でしょう。
 今後、教育改革にともない増加する「総合的な学習の時間」では、環境問題を取り上げるケースが多いと思います。PTAが協力できることもあるでしょう。私たち自身も科学的な眼を持ち、子どもたちとともに学ぶPTAを目指したいものです。
    (大垣市PTA連合会 平成13年度「ひろば」) 
       1年を振り返って
      
− 目前に迫った教育改革 −

       大垣市立宇留生小学校PTA会長 大内博史

 PTA会員の皆様、特に各委員の皆様、この1年間、熱心なご協力をいただき、ありがとうございました。今年度は、各委員長が実に意欲的で、創意にあふれた斬新な活動が展開されました。
 さて、私は、4月の総会や会報5月号で、今年度は教育改革の準備期間として重要な1年になると訴えました。そこで、11月、子安教育長をお招きし、教育改革説明会を開催しました。当日は多数のご出席をいただき、皆様の関心の高さを実感しました。この内容をまとめたものは、12月に会報特別号として発行されました。このほか2回のアンケートで、皆様のご意見をお尋ねしましたが、その結果は来年度の事業計画に反映させていきたいと思います。
 来年度からは、学校ごとの裁量が大幅に認められます。当校独自の教育方針、計画に基づき、児童の学力低下を防ぎつつ、「宇留生小学校の教育改革」が始まります。PTAは、教育改革に参画するとともに、私たちの活動も改革していきたいと思います。
 (宇留生小学校PTA会報 第135号 2002年3月発行)
     教育改革における保護者の役割

       大垣市立宇留生小学校PTA会長 大内博史

 先日の子安教育長を迎えての「教育改革」説明会で、私たちは教育改革が学校週5日制の導入に留まらず、広範で本質的な変革であることを学びました。
 週5日制に関しては、地域やPTAが土曜日の子どもたちの受け皿となる行事を企画するよう期待されています。宇留生地区でも今後何らかの動きがあるはずです。それも重要な活動です。
 ただ、教育改革の渦中でわが子の学力低下を防ぎ、真に「生きる力」を身に付けさせるために保護者が何をしていくべきかを考えると、それだけでは不十分ではないでしょうか。たとえば、教科内容を3割削減したうえでの「総合的な学習の時間」の設置は、都会の私立学校に学ぶ子どもたちとの学力格差を拡大させる恐れがあります。親としてその内容に無関心ではいられません。また、習熟度別授業の導入や学校選択の自由化は、むしろ保護者が要求していくべき課題かも知れません。
 教育長は、保護者も怠慢であってはならないと示唆されたように思います。私たちは、これまで以上に学校教育の実態を知り、学校に対して提言をし、先生方と一緒に教育改革を成功に導かねばなりません。PTAは、その中心としての役割を担っていきたいと思います。
 (宇留生小学校PTA会報 特別号 2001年12月発行)
      教育改革の渦中でのPTA

       大垣市立宇留生小学校PTA会長 大内博史

 いよいよ来年4月から学校週5日制がスタートします。学力の低下、塾通いや問題行動の増加など、ご心配の方は多いと思います。
 文部科学省がまとめた「21世紀教育新生プラン〜レインボープラン」では、20人学級、習熟度別授業、問題行動を起こす子どもの出席停止基準の明確化、不適格教員の排除等々、広範で大胆な教育改革戦略が打ち出されています。学校選択の自由化の可能性もあります。今、学校教育は大きな変革の時代を迎えているのです。
 そのなかで、PTAの役割は、より重要なものになるでしょう。教育委員会への保護者の参加も計画されています。
 今後、PTA活動も変わっていきます。今年度は、準備・助走期間として重要な1年間となります。秋には教育改革説明会の開催を予定しています。皆様のご質問・ご意見を拝聴し、宇留生小学校PTAでは新たに何を始め、何を残していくのか、議論していきたいと思います。
 (宇留生小学校PTA会報 第133号 2001年5月発行)


PTA会長あいさつ
 平成14年度大垣市立宇留生小学校卒業式
                                    H15.3.25

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 5日前、宇留生幼稚園の卒園式に招かれました。卒園生たちは、とっても小さくて、かわいかったです。
 今日の皆さんは、とても大きくて、立派に見えます。
 小学校の6年間で、こんなに成長するのかと感心しています。

 さて、皆さんの中で、プレステやゲームボーイなど、いわゆるテレビゲームを楽しんでいる人は、たくさんいると思います。
 人生をそういうゲームにたとえるのは不謹慎かもしれませんが、小学校卒業は、1面をクリアしたといいますか、第1段階を修了したことになると思います。
 今からレベルアップし、中学生という第2段階に入っていくわけです。
 ゲームの第2段階では、第1段階でゲットした武器、エネルギー、鍵、宝物などを使って、あらたな敵と戦ったりして、第3段階を目指しますね。
 皆さんは、小学校で、勉強する力、運動する力、友達と協力する力、美しいものを発見する力、などいろいろな力をゲットしました。中学校では、そういった力を生かして、もっともっと大きな力を身につけていってください。
 ひょっとすると、中学校では、小学校と同じようにはいかず、むかついたり、泣きたくなったりするかもしれません。だけど、「できない、やめた!」なんて強制終了しないでください。ゲームのように、また1面から始めるというわけにはいかないのです。おもしろくないこと、つらいことがあっても、学校に行きましょう。
 そして、人生がゲームと違うところは、いくら点数を稼いでも、命の数は増えないことです。自分の命はひとつしかないのです。命を大切にしてください。
 
 先日、PTAの新聞に、皆さん全員の短い文章が載りました。
 皆さんは、10年後の自分を想像しましたね。
 いろいろな職業についてがんばっている自分、またはそうなるために一生懸命勉強している自分を想像しました。
 それを読んで、私は、とても感心しました。
 夢を持つこと、そしてそれを実現するために努力することは、とてもすばらしいことだと思います。

 本日、こうして立派に巣立っていく子どもたちをやさしく、ときには厳しくご指導いただきました先生方、本当にありがとうございました。
 卒業後もあたたかく見守ってくださるようお願いいたします。

 ご多忙中ご臨席賜りましたご来賓の皆様、保護者を代表して、御礼申し上げます。

 保護者の皆さん、本日は、まことにおめでとうございます。ようやくここまで育ってくれました。私も同じ立場の親として、皆さんと同様、喜びをかみしめたいと思います。

 最後に、卒業生の皆さんの前途に幸多いことをお祈りしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。 
 平成14年度宇留生小学校PTA総会
                                    H14.4.19

 いよいよ完全学校週5日制や、教科内容の大幅な削減、総合的な学習の時間の設置といった「教育改革」が始まりました。
 これとともにPTA活動も変えていこう、私たち保護者自身も変わっていこう、と呼びかけたいと思います。
 そこで、本年度の宇留生小学校PTAのスローガンは、「変えよう、変わろう」としたいと思います。

 週5日制に関してですが、PTAとしては、土曜日の子どもたちを対象とする新行事「うるおいサタデー」を今年度3回開催する予定です。
 紙ヒコーキを体育館で飛ばしたり、自動車をロープで引っ張ったり、外国人と会話して異文化を知ることなど、子どもたちに感動体験を与えていきたいと思います。
 
 つぎに、教科内容の削減で懸念される学力の低下についてですが、文部科学省は、「学力向上のためのアピール<学びのすすめ>」の中で、習熟度別指導、教科書を超えた発展的な学習、補習、宿題などを奨励しました。
 子どもたちの学力低下を防ぐため、保護者の皆様には、十分にご理解いただき、PTAとして、こうした方針を支持し、積極的に学校に協力していきたいと思います。

 また、総合的な学習の時間につきましては、内容をよく知っていただき、真に学ぶ楽しさを実感し、学習意欲を高めるものとなるよう、学校側への要望など、ご意見を出していただきたいと思います。

 ところで、児童数が減り、3名の地区委員を選ぶことが困難な町内も出てきました。
 そこで、皆様に提案したいのですが、来年度から、地区委員の数を減らしてはどうでしょうか?
 具体的には、花壇作りを総務委員会から厚生委員会に移管してはいかがでしょうか。
 ひとりで資源回収と花壇作り両方の世話をするのが無理だということでしたら、自治会長さんをはじめ町内の皆さんのご理解をいただいたうえで、PTAとしての花壇作りを止めていただいてもかまわないと思いますし、あるいは厚生委員を2名にしていただいてもいいと思います。
 地区委員数はPTA規約第23条で3名と定められていますので、これを2名ないし3名と改正することに皆様の同意が得られるようでしたら、次回の総会で決議したいと思います。

 つぎに、ベルマークについてですが、ベルマークの集計には、児童委員をはじめとする皆様に多大な時間、労力をかけていただいております。
 しかし、それで、いくらになるかといいますと、年間約10万円です。
 ちなみに資源回収では年間約120〜140万円の現金が得られます。
 また、ベルマークでもらえるのは現金ではなく、限定された商品リストのなかから選ぶことになっています。
 そこで、提案ですが、ベルマーク収集を中止してはどうでしょうか。
 近くアンケートを実施しますが、もし、皆様のご賛同がいただけましたら、今年度から中止したいと思います。
  
 最後に、お願いですが、先生方も子どもたちも大変迷惑していますので、このあとの授業参観では、廊下や階段でのおしゃべりをしないようにしてください。
 
 それでは、今年度もPTA活動へのご協力を心からお願いします。
 平成14年度大垣市立宇留生小学校入学式
                               H14.4.8

皆さん、入学おめでとうございます。
今日から、皆さんは、宇留生小学校の1年生ですね。
宇留生小学校は、とってもいい学校です。
皆さんがこの学校に入学できたことを心からお祝いします。

さて、皆さん、朝、小学校にどうやって来るのか、学校が終わってからどうやって帰るのか、わかりますか?
宇留生幼稚園に行ってた子は、今までも近所のお兄さんやお姉さんと一緒に歩いて幼稚園に通っていましたね。
でも、帰るときには、お母さんやおばあちゃんや誰かがお迎えに来てくれました。
そのほかの幼稚園や保育園に行っていた子は、行きも帰りもバスだったかな?
これからは、朝は、近所のお兄さんやお姉さんたちと集まってから一緒に学校に来るんだよね。
お兄さんやお姉さんたち、特に黄色い旗を持った班長さんのいうことはちゃんと聞いてくださいね。
それじゃあ、帰るときはどうするんだろう?
はじめのうちは、途中まで先生が連れて帰ってくれます。
でも、ずっとじゃありません。
しっかり道を覚えて、自分たちだけで帰らなければいけないのです。
できるかな?
お母さんたちは、皆さんが、クルマにぶつかったり、悪い人に連れて行かれたりしないで、ちゃんとお家に帰ってきてくれるか、それが一番心配です。
道草したりしないで、ちゃんと帰ろうね。

保護者の皆様、皆様の約半数の方は、宇留生小学校PTAの新入会員です。
ようこそ宇留生小学校PTAへ。
先ほど宇留生小学校がいい学校だと申しましたが、ウチのPTAもいいPTAです。
ご入会、おめでとうございます。
そこで、お願いですが、PTAの役員・委員を頼まれたら、快く引き受けていただきたいと思います。
PTA会員の数を役員・委員の数で割りますと、平均して3年に1回は何かの役が回ってきます。多い人は毎年のようにあたります。
ちなみに私は、PTA役員は連続7年目です。

もうひとつ、お願いしたいことがあります。
それは、お子さんに毎朝、朝食をちゃんと食べさせてくださいということです。
朝食は生活のリズムの基本です。
たとえお父さんがコーヒー1杯でも、お子さんにはしっかりと朝食を食べさせてください。お父さんと違ってお子さんには将来があります。

今日は、お願いばかりしてしまいましたが、これで私のお祝いの言葉とさせていただきたいと思います。
本日は、本当におめでとうございます。